産業機械メーカー(約 120 名)── 新しい業務を導入する前に、59 業務のスイムレーンと手順書 57 冊を先に作る
新しい業務を始めるとき、多くの会社は「走りながら考える」を選びます。この会社では逆に、開始前に 9 レイヤー 59 業務のスイムレーンと画面つき手順書 57 冊を AI で先に作り切りました。分からない箇所は憶測で埋めず [要ヒアリング] と明示する──精度を落とさず量産する型です。
困っていたこと
新しい業務領域を立ち上げることになりました。担当する業務の全体像も、個々の手順も、これから決まる状態。「走りながら考える」で始めると、初期の混乱がそのまま属人化として固まってしまう──それが見えていました。
やったこと
業務を開始する前に、業務設計を作り切りました。
- 9 レイヤー 59 業務のスイムレーン: 誰が・どの順で・何を渡すかを一枚の流れ図に
- 手順書 57 冊: 実際の画面キャプチャ・担当分担(RACI)・FAQ・チェックリストつきのレベル 2 手順書
- 解説動画: 読むだけでは伝わらない操作を補完
納品は計 91 ファイル。AI を使った量産だからこの分量が現実的になりますが、精度を保つ工夫が要ります。柱にしたのは [要ヒアリング] 方式──資料や録音から確定できない箇所は、もっともらしい文章で埋めずに「ここは要確認」と明示したまま納品し、ヒアリングで潰していく。バージョンは v1 から v3 まで現場との往復で磨きました。
変わったこと
新しい業務が、初日から手順書のある業務として始まります。「前任者がいない」「聞ける人がいない」が構造的に起きません。
もうひとつの成果は、業務設計を量産する型そのものが残ったことです。スイムレーン → 手順書 → 動画という作りの型と、[要ヒアリング] で精度を守る運用は、次の業務にもそのまま使えます。
事例は社名を伏せ、業種と規模のみで掲載しています。実際の伴走支援の記録に基づきます。