産業機械メーカー(約 120 名)── 追加投資ゼロの道具立てで「今日から始めて、段階的に自動化」する二段構え
大きなシステム投資で一気に変えるのではなく、いま社内にあるフォーム・表計算・スクリプトだけで初日から運用を始め、動かしながら段階的に自動化していく導入設計。会計ソフトへの連携仕様まで確定させ、P0 から P5 への段階導入計画として納品しました。
困っていたこと
新しい業務の運用基盤が必要でした。しかし、専用システムをゼロから構築すれば投資も導入期間も大きくなります。完成を待っている間、業務は始まらない──このジレンマをどう解くかが論点でした。
やったこと
二段構えの導入設計にしました。
第一段は、追加投資ゼロの道具立て。Google フォーム + スプレッドシート + GAS(スクリプト)という、すでに使える道具だけで業務の受付から記録までを組み、手動運用なら今日から始められる状態を作りました。
第二段は、その同じ道具立ての上での段階自動化。手動でまわしてボトルネックが見えた箇所から、GAS で自動化していきます。会計処理は、使用中の会計ソフトへ取り込める 42 列の CSV 連携仕様まで確定済み。全体は P0(手動)から P5(自動化完了)までの段階導入計画として設計しました。
変わったこと
設計・仕様・段階導入計画はすべて納品済みで、運用開始を待つ状態です。効果の実測はこれから──ここは正直にそう書きます。
それでも設計として言えることがあります。「システムが完成するまで業務が始められない」が起きないこと。そして自動化の各段階が「動いている業務の改善」として進むため、投資判断のたびに実物を見て決められることです。大きく賭けず、止まらず進む──中小企業の導入設計として、そのまま他社にも応用できる型です。
事例は社名を伏せ、業種と規模のみで掲載しています。実際の伴走支援の記録に基づきます。